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学生の体験記:
2016春 マレーシア隊

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海洋生物資源学科 1年

実習を通して得たものは、さまざまである。まずは、当初の志望理由であった、海外を実際に自分の目で見ることで、感じた事考えたことを処理し、今後の進路選択に生きるような、広い視野を見つけるという目標は、十分に達成された。異文化が上手に混じり合って成立しているマレーシアの国柄、日本からマレーシアへと来ることになり、いろいろな場で活動をしている日本人の方々。日系企業に勤めるマレーシアの方々。非常に高い意識をもって研究に取り組む現地の大学生。どの人たちも、将来を見据えた幅の広い視野を持っていて、私のこれからと、いまの目の前に向ける視野は、渡航前とは比べ物にならないほど広がった。それと同時に、日本からマレーシアに渡った人たちは、どの人も自分の今やっていることに誇りを持っているように感じられ、とても高い意識を持っていると感じ、いい刺激にもなった。

今回の活動は、まずインターンシップから始まった。マレーシアに支社を置くことの意味、そこでどんなことをするのが、利益につながるのか、そういったことはもちろん。職場をよりよいものにしていくためには、どうすればいいのかといったことが日ごろから考えられていることも学べた。二週間という短い期間ではあったが、マレーシアの就職事情なども教えていただいたりと、内容の濃い二週間だった。

JICAのプロジェクトにも参加させていただいた。生活環境が厳しく、どうしても他の村町と経済的に差が出てしまうような村へ訪れた。JICAはこの村をいかに効率よく、持続的な発展をもたらせるかということに焦点をあてて活動を行っていた。そこには、各国で活動を行うからこそ分かる、JICAならではのノウハウがあったり、村の人々に押し付けるのではなく、相互に理解しながら環境を改善していくためには、どうすればよいのかという点もしっかりと考えられていた。このプロジェクトは周りの動物の生態系を守ることにもつながるとのことで、ただ、村を守ることを考えるのではなく、そこから何が生まれるのかという一歩先のアイデアも学ぶことができた。

ラボ研修では、今後ラボに入る前の、基礎的な研究の一部を体験させていただいた。いずれは、本海洋大のラボに入ることになるので、今回のラボ研修は今後に生きる、非常に貴重な体験であったと考えられる。ラボでの活動には、その分野に関する知識、より深い研究に至ることのできる思考などはもちろん大事であるが、そこに到達するまでには、まず、研究をおこなうための基礎的な技術が必要である。今回の研修では、そこを学ばせていただいた。単純な作業も多く、人によっては退屈に感じる作業もあるかもしれないが、基礎的技術の一部を身に着けることができた。もちろん専門分野の知識も、学ばせていただいた。

最終プレゼンでは、チームで一つのものを作り上げることを学んだ。これから社会に出ていくにあたって、一つのものを一人ですべてつくりあげることはあまりないと思う。多くは、一つのチームが一体となって、完成させていくものだと思う。最終プレゼンは、お互いの長所をいかに引き出しながら、進めていくかがとても大事だと感じた。この経験は、今回の成果報告会の完成だけでなく、社会に出てから生きてくるものと思う。


食品生産科学科 1年

海外探検隊に参加する前、プレゼンテーションってどのようなことをするのだろうと不安でいっぱいでしたが、事前調査というプレゼンの仕方等わからないことをフォローしてくださったので安心して参加することができました。海外にあるグローバル企業のインターンシップは滅多に経験できることではないし、UMSで研究室研修なども個人で行く留学では経験できないことなので今回、海外探検隊に参加して本当に良かったと思っています。

海外探検隊は集団行動なので、人間関係についても学ぶことができました。意見の相違からの衝突を自分たちでどのように解決していくか、衝突した後どのように接していくか等、メンバー4人だけで解決していくということも学ぶことができました。

今回の海外探検隊で1番心に残ったことは、人々の優しさです。自分の英語が通じなくて困っているときに、伝わるまでずっと待っていてくれたり、1つの質問をしただけなのにその質問に関連したことを色々と教えてくれたりしました。私は国際交流サークルに所属していて、留学生など海外から来た方々と接する機会がありましたが、私はこのようなことができていなかったと思います。なので、これからはマレーシアの方々に良くしてもらったように、まずは国際交流サークルでの行動から変えていきたいと思いました。

海外探検隊は辛かったけれど楽しかったです。参加して良かったです。

様々な経験をさせていただき本当にありがとうございました。

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