海外探検隊リサーチプログラム:アメリカ
海洋生物資源学科4年 藤井 巌
私は2013年10月にアメリカのワシントン大学水産学部(ワシントン州シアトル市)を訪問した。派遣先では私が卒業論文のテーマとする混獲問題を扱う研究室に机を置かせていただき、そこを基点に水産資源関係の講義を聴講したり、水産学部内で開催される講演会に参加したりと、演習における活動は多岐にわたった。これらの活動を通して私は、水産学を専攻する学生として水産学に対する新たな認識を得ることができた。私は東京海洋大学で水産学を約4年間にわたり学んできたが、その中で持続可能な漁業(サステーナブル フィッシャリー)という言葉を度々耳にする機会があった。近年、日本でも環境に配慮した漁業が重要視されつつある。一方,アメリカでは日本以上に環境、とりわけ海洋生態系の保全を水産資源管理を行ううえでの考慮すべき点として捉え、持続可能な漁業の発展を重要視する傾向にある印象を受けた。日本とは異なるアメリカの漁業に対する視点は私にとって非常に新鮮なものであった。
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