ブックタイトルkaigaitankentai_10_shuusei

概要

kaigaitankentai_10_shuusei

8私たちはチュラロンコン大学（以降、チュラ大）の学生２人とともに、一週間タイ味の素冷凍食品で研修を行いました。この会社では、主に日本や海外への輸出用の餃子や唐揚げを製造していました。一日目は、餃子と唐揚げを作っている工場を見学させていただきました。加熱調理が終わる前の工程と終わった後の工程で建物が分かれており、衛生管理が徹底されていることがわかりました。また、多くの工程が機械で行われていましたが、鶏肉に羽などが混入していないか、不良品があるかどうかは人の目によって確認されており、味の素製品の品質の高さを感じました。二日目と三日目は、研究開発・品質管理・マーケティングなど様々な部門の方から、仕事内容についてのお話を伺いました。食品会社ではどのような仕事を行っているのか具体的なお話を聴くことができ、とても刺激になりました。商品開発やマーケティングの戦略などの話は、将来食品業界で働きたい私にとって、とても興味深かったです。また、あまり知らなかったエンジニアや人事などの仕事のお話が聴けたのはとてもいい経験になりました。社長からは、グローバルな環境で働く上で大切にしていることを教えていただきました。それは、Communication・Challenge・Curiosity・Courtesy です。また、社長は社員のことをとても大切にしており、その考えがこの会社のとてもアットホームでいい雰囲気を生み出しているのだなと感じました。実際に海外で活躍している日本人の方のお話を聴くことができたのは、とてもいい経験となり、刺激になりました。最終日は、この研修で学んだことを、お世話になった社員の方々の前でプレゼンしました。このような、企業の方々の前でプレゼンするというのは初めてで、とてもいい経験になりました。また、プレゼンの仕方など、チュラ大の学生から学ぶことも多くありました。この会社の人たちは皆さん優しくて、最初は緊張していましたが、とても楽しく研修を行うことができました。味の素は日本の会社ということもあり、日本とタイの結びつきの強さも感じました。私は将来食品業界で仕事がしたいと思っていましたが、今まで漠然としていたイメージが一新され、食品業界で働くとはどういうことか改めて考える良いきっかけとなりました。渡部史織タイ味の素冷凍食品