ブックタイトルkaigaitankentai_10_shuusei
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12東京海洋大学と香港大学の学生、計4 名は、香港ヤクルトでの4 日間の企業研修を通して、ヤクルトの流通、販売、製造を実際に社員の方々に同行し、自らの身をもって学ばせていただきました。1 日目は、日本ヤクルト、香港ヤクルトの歴史や差異、理念など会社の概要を説明していただきました。直接、社員の方々からお話を伺ったことで、それらの詳細をより明確に理解することができました。2 日目は、配達員の方々と共にトラックに乗り、約30 店舗へ商品の配達をしました。香港ヤクルトでは、商品をただ配達するだけではなく、販売員の方が店頭で売れ行きの確認や陳列までを行います。商品に対する責任感が強く、売り上げを伸ばすための工夫を行っていると感じました。また、販売員の方々の明るい笑顔、親切さ、礼儀正しさ、手際の良さなどがとても印象的でした。現在の香港には、お客様と直接関わるヤクルトレディが存在しませんが、このような配達員の方々の態度はヤクルトレディと同様に会社の良いイメージに貢献していると感じました。3 日目は、マーケティング部門の方に同行し、市場調査をしました。ヤクルト商品の販売をしているお店の方とコミュニケーションを取り現状を把握するところや、販売していないお店には商品を置く交渉をし、新たな市場開拓を行っている現場を見学させていただきました。地域ごとの売れ行きの傾向の把握や、市場開拓のチャンスの発見のためには、自らの足で歩き回り、地道な努力が重要であると感じました。4 日目は、工場見学をしました。一般公開されている工場見学とは異なり、私たちも従業員の方と同じ制服を着用し、実際に工場内に入り生産の過程を確認することができました。また、ヤクルトの完成までの過程の細かい部分の説明や、乳酸菌の個数のチェックなど、食品企業ならではの貴重な経験をすることができました。そして、従業員の方が自社製品へ自信を持つことのできる理由を実感しました。ヤクルトでの企業研修を通して、海外でも活躍する日本企業の地域性に合わせた工夫、食品企業の取り組み、従業員の方々の人柄の良さによる企業のイメージアップなど、多くのことを学びました。実際に体験したからこそ得られた貴重な学びであり、このプログラムで得られた全てをこれからの学生生活や将来へ活かしていきます。半田菜摘香港ヤクルト