ブックタイトルkaigaitankentai_10_shuusei
- ページ
- 33/48
このページは kaigaitankentai_10_shuusei の電子ブックに掲載されている33ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。
このページは kaigaitankentai_10_shuusei の電子ブックに掲載されている33ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。
kaigaitankentai_10_shuusei
31国立海洋科技博物館(NMMST)では、3 つの研修プログラムにわけ、NMMST のことを学びました。3 つの分野とは、1.NMMST の歴史、2.ライフサポートシステム、3.博物館の公共サービスです。NMMST の歴史では、主にNMMST ができた経緯やNMMST と地域住民とのかかわり方、またそこからNMMST の目指す未来を施先生から、直接講義をしてもらいました。NMMST について学ぶことは、日本と台湾のつながりを学ぶきっかけ、さらには工学部の学生にとっては、古くからの日本の工学技術の高さを直接目にすることもできるので、とても興味深い講義だと思います。実際に、この施先生の講義を受け、また博物館に訪れた際には、違った見方で博物館を感じることができました。ライフサポートシステムでは、NMMST にある潮境海洋センターの高い養殖技術を見ることができます。また、台湾の学生たちがインターシップに訪れており、学生ながら、研究者さながらのインターシップへの取り組みを目にし、自分もその学生たちのように、責任感を持ち、これからの勉学に励みたいと思いました。また、潮境海洋センターでは、実際に自分たちで、魚たちへの餌を用意したり、研究者たちの海洋生物に対する姿勢を間近で見ることができます。工学部の学生にとっては、なにもかも初めての体験だと思うので、この研修では、品川キャンパスの学生たちがどんなことをしているのかを感じることができるのではないかと思いました。博物館の公共サービスでは、2 日間しか経験できませんでしたが、博物館の裏側がどうなっているのか、また従業員の方たちのリアルな声が分かりました。博物館では、日本語ガイドの方がいますが、日本人の方が来るのは多くとも1 週間に1 人いくかいかないかくらいだそうです。国立海洋科技博物館は上記のように日本とは切っても切れない関係です。公共サービスの研修を経て、日本の方たち、また台湾の方たちにも興味を持ってもらえるような観光スポット、また観光スポットを超えた、永久的な知識の伝達を可能にする博物館にしていかなくてはならないと思いました。3 つの研修プログラムを終え、自分の学科にいるだけでは経験できないようなプログラムを経験でき、物事の柔軟な見方ができたように思えます。東京海洋大学の学生として、将来的に海にかかわる仕事をしたいと思っています。その際に、自分が次の世代を担う子たちに何を残すことができるかを念頭に置き仕事に携わりたいと思います。ブアンさとみ国立海洋科技博物館