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概要

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43今日からBergen での研修が始まりました。ベルゲンは普段気温が高め(5℃くらい)で曇りや雨の日ばかりだそうですが、今日はベルゲンで記録的寒さ( -10℃) である代わりに雲ひとつない青空に恵まれ街中を歩いているだけでもとても気持ちの良い1 日でした。午前中はInstitute ofMarine Research, 午後はNorwegian SalesOrganization を訪問しお話を聞くことができました。I さんがあらかじめ集合場所を丁寧に教えてくれていたのと、NR2 の下調べのおかげで余裕を持って到着することができました。今日明日の活動を一緒にするベルゲン大の院生と顔合わせも行いました。Institute of Marine Research では資源評価の仕方や、まき網とトロールによる漁法によってどのように魚の品質に違いが出てくるのかについてそれぞれの専門家からお話を伺いました。ノルウェーでの持続可能な資源管理は厳密な資源評価や調査のもとに成り立っているということを学びとることができました。世界で見ると鯖の漁獲にはトロールが使われることが多いのですが、ノルウェーではまき網がメインです。これはサバの1 番の買い手である日本人が値段よりも質を重視するからだそうです。ノルウェーの漁業関係者にとって日本という国はお客さんとして見られている部分が多いと感じました。お互いが遠く離れているため仕方のない部分も多いと思いますが、文化交流などもっと深い付き合いができたら良いのにと思いました。また、Nofima での研究に関連した内容だったので積極的に質問することで実験に対する理解を深めることができました。今後成果報告会で発表する考察が深められそうです。午後はNorwegian Sales Organization でオンラインオークションについて学びました。ノルウェーでは築地のようなものはなく、取られた魚は必ずこのオークションシステムを通じてバイヤーのもとへ運ばれます。こうすることで効率を上げることができるのみでなく、フェアで平等なオークション状態を保ち、誰もが閲覧することができるので公平性を保つことができるそうです。しかも漁獲量も把握できるのでとても理にかなったシステムだと感じました。また、ベルゲン大学の学生は (ノルウェー人は皆そうなのですが) 、英語が母国語のように流暢で質問も鋭く、一緒に話を聞いていて勉強になることが多くありました。もちろん院生なので知識のレベルが違うことは当たり前なのですが、明日は私たちも負けないように質問していきたいと思います。写真は今日訪問したInstitute of Marine Research とNorwegianSales Organization の方とベルゲン大の学生と撮ったものです。帰りは4 人で海岸により、夕日を見ることにしました。雲ひとつない空の下で、美しい街に囲まれながら見た夕日はとても思い出に残るものでした。仲間の一人は、ノルウェーでも海草や貝を観察していてさすが海洋大生だなと思いました。観光スポットに詳しく、歩くガイドブックのような仲間もいて、頼もしい限りです。(2018/03/01 日報)食品生産科学科 2 年細井 萌ノルウェープログラム