ブックタイトルkaigaitankentai_12

概要

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20SPH の活動最終日：オフィスでの最終活動、お世話になった方々と今までの研修を振り返りました。竹谷友希SEAPRODEX HanoiSEAPRODEX Hanoi（SPH）はベトナムの水産物貿易の大きな企業のひとつです。日本やアジア各国に向け水産物、特にエビやイカなどを輸入・輸出しています。私たちは６日間、最初の研修先である、SEAPRODEX Hanoi（以下、SPH）の第一部門、海産物輸入・輸出を扱う部署を訪問しました。SPH では海産物だけでなく、建築物資の輸入・輸出なども行っています。今もなお輸入・輸出品は様々な分野に拡大し続けています。この6 日間で、SPH の社内組織、ベトナムの海産物取引、食生活や、文化を学びました。また、オフィスの外では早朝マーケットや、水産物加工工場、港、輸入品保管用のコールドストレージを訪問しました。オフィスでは、企業の取り組み、貿易取引、またベトナムの職場、食生活について学びました。SPH はベトナムでも信頼された企業であり、顧客とよく話し合い取引をしていることを教えていただきました。また、春巻きを職場の皆さまと作りました。他にも、地方の食事や、現地の人が何を食べているのか、自分たちも食べながら学びました。日本の食文化と味付けなどが類似していました。また、オフィスの外では様々な活動をさせていただきました。早朝マーケットでは朝５時に、日本で例えると築地のような、ローカルのマーケットを訪れました。私たちの滞在していた地域の中には大きなマーケットであり、水産物、エビ、カニ、魚が売られており、野菜、果物もありました。多くの人で賑わっており、取引を間近で見ることができました。現地のスーパーでは市場調査を行い、日本とベトナムとの違いを調査しました。ハイフォンにある加工工場では、輸入品のエビやイカを加工し、日本へ輸出していました。工場内は、衛生管理が整っており微生物検査所、従業員の衛生管理などがHACCP という衛生管理のルールに則っており、日本からも信頼されている工場でした。港では日本のコンテナが多数あり、日本との貿易が盛んだと分かりました。また、工場では多くの女性が働いていました。工場だけでなく、冷凍倉庫や、オフィスでも働く女性が多く、性別関係なく働いていることが分かりました。SPH の研修を通して貿易には多くの人が関わっていることが分かりました。ベトナムの中でも最大規模の水産物輸入・輸出企業であり、女性が多く働き、それぞれ、各部署、各工場、港で多くの人手が関わっている、そして日本を始めアジアに向け、高品質な水産物を加工し輸出していることが分かりました。これからより一層発展していくベトナムで、水産物を取り扱う企業に研修に行くことができ、とても良い経験となりました。