ブックタイトルkaigaitankentai_12
- ページ
- 33/60
このページは kaigaitankentai_12 の電子ブックに掲載されている33ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。
このページは kaigaitankentai_12 の電子ブックに掲載されている33ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。
kaigaitankentai_12
31写真は研究室のMei-Fei Chu 先生と撮った写真です。髙井星香台湾大学海洋研究所(2)私たちは、国立台湾大学海洋研究所で火成岩の形成について研究されている、Mei-Fei Chu 先生の研究室で1 ヶ月間の研修をさせていただきました。私が配属していただいたMei-Fei Chu 先生の研究室では、火山灰やジルコンという鉱物の観察や分析を行いました。台湾大学の方々が様々な面でサポートしてくださり、貴重なサンプルと高度な機械を使う研究を経験することができました。活動が始まったばかりの頃の私は、先生が話してくださっているときに聞き返すこともうまくできず、自分の英語に自信が無くて、積極的にコミュニケーションをとることがなかなかできませんでした。しかし、台湾大学の方々が想像以上に温かく迎えてくださったおかげで、うまく話せなくてもまずは何か言ってみようとしたり、積極性を高める努力をしたりすることができました。どうすれば自分を高められるか、今までにないほどよく考えることができ、非常に良い経験となりました。また、研究室での活動を通して、将来目指したい自分のイメージを、今までより明確にすることができました。お世話になった大学院生たちは、みな優秀で英語力も高く、プレゼン作成時には適切なアドバイスをしてくれました。さらに、何も分からない私たちに対してとても親切にしてくれました。以前の私は、これからもっと優秀な人になりたい、と思っていただけで、あまり将来の自分について明確なイメージを持っていませんでしたが、台湾大学の大学院生たちに会ったことで、私もこういう学生になりたい、と思うことができ、目指すべき目標が見つかったように感じます。渡航前は、1 年生で知識が不十分なままリサーチプログラムに参加して、何か得られるのか不安に感じたこともありましたが、実際に行ってみると、多くのことを得ることができました。普通に日本で大学生活を送っていたら、4 年生や大学院生になってから得る知識や苦労を一部先取りし、自分はこれからどのような道へ進みたいのか考えることができました。専攻分野や進路が決まっていない1 年生のうちに行くからこそ、将来のヒントとなることを多く得られたと思います。今回のプログラムを支えてくださったすべての方への感謝の気持ちと、自分が学んだことや考えたことをこれからも忘れずに、他の様々なことにも挑戦していきたいです。