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概要

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19研究室の学生と撮った写真です。御代侑希香港理工大学香港理工大学は紅?にある香港の公立大学です。主に理系科目を専門としており、工学、理学、医学など様々な学問を学ぶことができます。私が香港理工大学での研修で学んだことは大きく分けて3点あります。1点目に、新しい視点の大切さです。この例としてラボ見学の際に教えていただいた研究が挙げられます。それはガラスから作るコンクリートです。通常、コンクリートには水、砂、石の3種類の材料が必要ですが、山から採掘される砂や石といった資源は有限です。そこで、一度使用したガラス瓶を砕き、その過程で生じた大きなガラスのかけらを石の代わりに、小さくなった粉末状のガラスを砂の代わりに用いるコンクリートを作ることで、材料不足を解決しようという取り組みをしていました。この研究は新しいコンクリートの可能性を広げるだけでなく、環境保護の観点から見てもとても有用であることが理解できます。このように、物事を一つの視点から見て判断するのではなく、全く新しい視点から取り組むことの大切さを学びました。2点目に、諦めないことの大切さです。今回学んだコンクリートという分野は、海や生物について学んでいる私にとって未知の学問でした。そのため、始めはコンクリートの基本となる英単語やコンクリートの製造方法、使用する機械の目的など、研修を受けるうえで重要なことをほとんど知りませんでした。しかし、理解できなかったところでは質問をし、夜寝る前には自分の頭の中でまとめるということを繰り返しました。その結果、2週間の研修を行う前には全く理解できなかったコンクリートに関することも理解できるようになりました。この変化を継続して物事をより一層効率よく解決できるようにしていきたいです。3点目に、この研修が多くの人の協力によって成り立っているということです。小松先生をはじめ、グローバル教育推進機構の皆さまはもちろん、一緒に研修を行った学生さん、この研修を許可してくださった香港理工大学の先生、ラボの説明をしてくださった研究者の方など、本当にたくさんの方にお世話になりました。感謝の気持ちを伝えても伝えきれないほどありがたいです。今回経験させていただいたことはとても貴重なことばかりでした。この経験を心にとどめ、これから大学生活を送る際にも意識していきたいです。