ブックタイトルkaigaitankentai_13

概要

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23これは、研究室の皆さんとNga 先生のお子さんとLove Road で撮った写真です。安藤舞香ハノイ工科大学（２）この大学はベトナムで初めてとなる技術系の総合大学で、ベトナムにおける理系大学の最高峰です。HUST は私たちベトナム隊の最後の研修場所であり、２週間受け入れていただきました。この２週間の研修で学んだことや気づいたことについてご紹介します。まず、HUST で行った実験についてです。HUST ではお餅を作る実験、デンプンペーストの構造や強度を測る実験などを行いました。今までの実験では、実験結果が多少なりとも予想できたりするものが多かったのですが、方法・結果ともに全く未知の実験を行うのは初めての機会で思うように結果が出ないこともあり、非常に難しく感じました。また、実験に使用したスポイト（実験器具）が、私たちの馴染みのものと異なっていて、数滴の調節が非常に困難でした。しかしその一方で、研究をする、ということがどういうことなのか少しだけ理解できたような気がしました。HUST での実験では、実験器具の使い方や実験の方法を学ぶ以外にも多くのことを学ぶことができました。次に、ベトナムの学生の積極性についてです。彼らはとても高い積極性を持っていて、観光地に自ら赴き、観光客に話しかけることで、英語や日本語などの第二外国語の習得に努めているそうです。実際に観光地で話しかけられたり、HUST の学生が昼食の時にその場にいた外国人に話しかけていたことからも彼らの積極性が伺えました。HUST の学生には、実際に観光客に話しかけることでここまで英語を成長させたとおっしゃってる方もいました。しかし、日本での自分の生活を思い返してみると、英語がうまく使えるようになりたい、と願うばかりで自分から行動を起こそうとしていなかったことに気が付きました。それと同時に、それに気付いた今が自分を変えるチャンスだということにも気づくことができました。ベトナムでの経験は、日本では決してできなかった素晴らしいものでした。このような機会を与えていただき、また支援をしてくださったすべての人に対して感謝の気持ちでいっぱいです。