ブックタイトルkaigaitankentai_13
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47この写真は、学校最終日にランチに行く前、Eastbourne の街中にあった学校の前で撮りました。イギリスらしい建物でした。市川史菜East Sussex College(2)イギリス本土の南海岸の自然豊かで美しい町Eastbourne にある学校で、製菓や建築の他にもさまざまな学科があります。私たちは2週間、英語を学びに海外から生徒が集まる英語学習のコースで学びました。私たちは、イギリス南海岸の町Eastbourneに2週間滞在しました。語学研修ということで、East Sussex College で英語を勉強し、ホームステイとしてイギリスの一般的な家庭に宿泊しました。そのため今回は主に、学校とホームステイについて記したいと思います。まず、学校についてです。午前中は文法を中心としたクラス、午後は日常的に使える英文を学ぶクラスやIELTS 対策のクラスを受講しました。海外の授業と聞いて想像がつくとは思いますが、どの授業にも共通して言えることは、スピーキングが中心となって授業が展開されるということです。例えば、先生の問いに対して挙手して指名されて答えるのではなく、問いに対して各々が意見を述べ合うのです。最初はその流れに戸惑いましたが、徐々にクラスについていけるようになったと思います。何気ない会話から議論に発展することもあり、そこに加わることができるほどの意見や英語力を持ち合わせておらず、もどかしい思いをすることも多々ありました。他の国の生徒たちは自分の芯をしっかりと持ち、英語力のレベルに関わらず自分の意見を発信していました。こういった外国人の様子をみて衝撃を受け、自分の未熟さを痛感しました。英語を学べたのはもちろんですが、自分自身について考えることができたという意味で、貴重な学校生活を送ることができました。次に、ホームステイについてです。私がお世話になったのは小さな子どもが3人がいるご家庭で、いつも大騒ぎで賑やかでした。ご両親は自分の仕事と子どものお世話があり、いつも忙しそうだったため深く関わることはできませんでしたが、忙しさの合間に私を気にかけてくれる優しいご家族でした。ホームステイの一番の思い出は、日本食を披露したことです。米ではなく麺で、鶏肉を使った料理が食べたいと言われて大変困りました。さらに、現地のスーパーで買える食材にしないといけません。とても悩んだ末にうどん料理を作ったのですが、お世辞ではなくて美味しいと言って完食してくれた姿を見たときは、本当に嬉しかったです。ホームステイでは、イギリスの伝統的な料理を食べたり、イギリススタイルで日常を過ごしたり、同時期にホームステイしていた留学生と交流したり、貴重な経験をすることができました。今回のイギリスでの経験を終えて、多くのことを学びました。イギリスの滞在は楽しかった、満足、だけで終わったのではなく、こうすればよかったという後悔もあります。この経験を忘れず、たった一度しかない人生をできるだけ少ない後悔で終えることができるよう、夢に向かって日々過ごしていこうと思います。