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概要

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57海洋環境科学科1年上田智貴台湾プログラム今日の朝の研究室への足取りはとても重かった。昨日の午後、初めての論文考察に対してのプレゼンがあったのだが、練習量に結果が比例せず、思う様なプレゼンができなかった。上手くいかなかったのもとても残念だったが、教授や院生のArthor からの質問に対して答えられず、言葉に詰まってしまったのが、とても悔しかった。本来なら自分が読む論文の内容、もとより図や表はしっかり理解してどんな質問にも答えられなくてはいけないはずなのに、それが出来ず、部屋の雰囲気を悪くしてしまった。昨日は寮に帰るまでテンションが下がったままだった。今日からまた頑張ろうと、朝、研究室のイスにつき、課業をはじめていると、教授のJustinが声をかけてくれた。Justin からは昨日のアドバイスやコメントをもらい、次につながるような話をしてくれた。このときのコメントで、少し気持ちが楽になった。Justin は誰に対しても、納得がいくようにわかりやすく話してくれる。こんな風に考えて、英語を話せるようになりたいと、かなり強く思う。課業後、僕たちはArthor 達に、ラオホー夜市に連れていってもらった。夜市を散策中にも、Arthor がアドバイスをくれた。アドバイスの主な内容としては、以下のようだった。・このプレゼンは僕が今後経験するであろう多くのプレゼンの練習であり、これからのプレゼンをよくする為の材料である。・一つの論文を発表するときには、事前に多くの論文を日頃から読んで知識をつけることが必要で、その論文に似た内容のものを参照しながら、プレゼンを作るといい。・本格的にプレゼンを多くの人に対してするのは、3 年か4 年の時で、1 年の今の時期にこのような経験ができるのはとても貴重だから、練習をいっぱい積んで頑張りなさい。Arthor の言葉は、年齢も少し近いせいか、すんなりと頭に入り、これからも頑張ろうと、前向きな気持ちになれた。探検隊の志望理由書にも書いたが、この早い時期に研究室での活動やプレゼンなどの経験をすることは、とても貴重で、将来の進路や生活に深く関わると、とても思う。このような機会を利用してもっともっと成長していきたい。僕たちがラオホー夜市に来るのはこれで二回目だったが、今回は前回とは違った楽しみ方ができた。前回はポップな若者が食べるような食べ物ばかりを食べていたが、今回は伝統的な料理(臭豆腐や鳥の血を固めたものなど)を中心に食べた。前回も楽しかったが、今回は好奇心がかなり湧き、楽しかった。そして、最後、寺に行き、伝統のおみくじを引いた。ここでもプレゼンが上達するように願ったのだが、おみくじの結果によると、失敗続きで何度も何度も挑戦しないといけないらしい。これからも頑張らなくては。(2019 年8月23 日)