ブックタイトルkaigaitankentai_14
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45<3 月17 日> NUS 研修本日の活動内容:NUS では、午前から午後の半ばまでは昨日に引き続き、写真から珊瑚の大きさを割り出す作業を行いました。その作業が終了した後、出したデータをプレゼン用にグラフ化する作業をしました。所感:昨日に引き続き室内でのExcel での作業がメインとなりました。Qian Hu 研修では身体を動かす仕事が中心だったのに対して、NUSでは休憩時間を除いてほとんど座りっぱなしなので体の節々が痛くなっています。研究室までの道のりが大分過酷なので、それが唯一の運動になっています。NUS ではシンガポールが多民族国家であることをより強く感じるようになりました。すれ違う人然り、食堂やカフェのメニューも異なる文化に合わせてか、多種多様で羨ましいです。また、外通路には必ずといってよい程、大人数で囲めるテーブルが置かれていて、生徒間の交流が盛んになるよう、大学が考慮していることが伺えました。現在研修では、金曜日のプレゼンに向けてデータ整理を行っていますが、これから学んでいくであろうことを、先駆けてやらせて頂け、とても有意義な時間を過ごしていると感じます。一方、研究室が離れているせいかNUS の学生さんとの交流は殆ど無く、そこは少し残念です。ただ、NUS で私たちをサポートして下さっている、Lionel さんとは昼食を含め、お話できる機会が沢山あるので、これからもう一歩距離を縮めていけたらと思っています。エネルギー1・稲葉飛多紀/メンバー<3 月20 日> NUS でのプレゼン各自朝食・身支度を済ませ、7:30 に全員でプレゼンテーションの確認をしてから宿泊先を出発しました。NUS ではプレゼンテーションの最終確認と練習をしました。Lionel とSam と一緒に昼食をとり、14:30 からChou先生の前で、シンガポールで初めてのプレゼンテーションをしました。メンバーでの話し合いや、Lionel とSam の助言もあり、Chou 先生からお褒めの言葉を頂戴することができました。また、渡航前に行ったプレゼンでの反省点を踏まえて発表することができたと思います。しかし、個人的に、自分の担当する部分で精一杯になっており、他の部分を完全に理解できていたのか、また他のメンバーは私が担当した部分を理解していたのか、不安に感じました。そのため、次回プレゼンをする際には、全体で担当している部分について共有する時間をこまめにとるなど工夫して、より良いプレゼンを目指します。最後に、NUS での研修の感想を述べさせていただきます。NUS で得た大きなことは、「科学研究とはどういうものなのか」を知ることができたことです。私たちは、調査の目的は、「サンゴの移植に適した場所を見つけること」であるとしていました。しかし、Lionel とSam に、この調査の結果は、最終目的への一歩でしかないというアドバイスをもらいました。つまり、この調査の目的は、「サンゴの個体数、大きさ、種類を調べること」というシンプルなことだったのです。また、Chou 先生は、調査で得たデータから何がわかるのかを明らかにしたうえで、次にどのような調査をする必要があるのかを考えることの重要性について、フィードバックの中でおっしゃっていました。私は、すぐに最終目的と得られたデータを結びつけようとしていましたが、それは飛躍しすぎていたのです。最終的な目的の達成のためには、一つ一つステップを踏んでいくことが不可欠であるという研究の本質を、身をもって実感できました。「調