ブックタイトルkaigaitankentai_14
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kaigaitankentai_14
50<3 月4 日> DCU 研修アイルランドに来てから3 日が経ち、4 日目が終わろうとしています。私のクラスは、クウェート人3 人、ブラジル人1 人、フランス人1 人、トルコ人1 人、韓国人1 人、日本人5 人(内2 人はよく休むので実質3 人)という構成で、他のクラスに比べて多国籍です。授業中は、日本とは異なる光景が広がっています。例えば、先生が話している間に質問が飛んだり、授業中に朝ごはんを食べていたり、椅子の上に足をのせたりという感じで、初日はかなり動揺しました。私のクラスでは、話せることが前提で、話さないと発言権は無くなります。普段から授業中に発言する習慣がない私にとって、アイルランドでの授業は正直苦です。授業中はずっと緊張状態で、日本にいるときよりも何倍も頭を使います。今週からDCU で学ぶメンバーの中で1 人だけ違うクラスに割り当てられ、もともと雰囲気が出来上がっているクラスに独りで入り込んで行くのは本当に不安不安不安でした。今朝までは、このような暗い感じの日報を送る予定でいましたが、思いもよらないことに、今日変化がありました。授業中に楽しいと思えた瞬間が何度かあったのです。クラスのみんなとも仲良くなってきて、少しずつ互いの性格や英語のレベルも分かってきました。発言量が多いクウェート人に最初は圧倒されていましたが、冷静になって彼らの英語を聞くと、それほど難しい単語や文法も使っていないことに気付きました。授業の内容自体はそれほど難しいものではありません。むしろ、教科書に載っている文法や単語は高校生レベルです。やはり、自分に足りないのはアウトプット能力と自信だと確信しました。今日は、宿題以外に、予習と復習もしっかりして、早めに教室に行き、自分に自信をもたせるようにしました。それによって、嫌な緊張感が抜け、自分の能力を徐々に取り戻せているようです。このまま、良い雰囲気でレベルアップを目指したいと思います。出発前から気がかりだったジェットラグですが、ここにきて思わぬミラクルが起きています。私はもともと夜型で、日本では夜の11 時から活発になってしまう悩みをかかえていました。それがジェットラグのお陰で、解消されたのです。アイルランドでは、夜10 時に自然と眠くなり朝の5 時30 分までぐっすりです。そして、日本にいるときとは違い、朝から頭が冴え渡っています。また、白いお米よりもじゃがいも好きの私にとって、ほぼ毎日じゃがいもを食べられることが嬉しいです。ただ、シャワーの水圧の弱さとマスクをしない習慣には慣れません。こちらの人は毎日シャワーをしないため、シャワーに対するこだわりが少ないのだと思いました。マスクに関しては、日本と違い全くしている人を見ません。マスクをするととても目立ちます。空気はとてもきれいなので気持ちが良いです。メガシティではないため、時間がゆっくり流れているような気がします。授業後はアイルランド銀行と国立美術館に行きました。美術館は無料で入ることが申し訳なくなるような美しさでした。気づいたら既に17:15。その後はカフェで一息ついてから、それぞれのステイ先に帰りました。魁人がすっかり女子の趣味に取りつかれ、カフェ系男子になりそうです。マカロンを麩菓子だと思っていた魁人が、今日はフルーツスコーンをアイリッシュティーと一緒に、女子よりも時間をかけて楽しんでいました。明日も成?した自分に出会えるように、しっかり準備をして望みたいと思います。流通2・海谷尊実/メンバー