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概要

kaigaitankentai_14

52<3 月7 日> ベルファスト訪問本日は、学校のSocial Activity でベルファストに参りました。まずは平和の壁につきました。アイルランド島は昔、島内でイギリス残留派とアイルランド統一派の衝突がありました。いまだにカトリックとプロテスタントとの対立があるようで、5メートル以上もある壁が建っていました。また、そこにたどり着くまで門を通りました。その門は、昼間は開いていて自由に行き来できます。しかし、夜になると閉じ、カトリックとプロテスタントで住む領域を行き来できなくするようです。続いて、タイタニック博物館に着きました。15 分だけバスを降りる時間を与えられました。博物館のお土産屋さんを物色、その後博物館の周りを軽く散策しました。海を挟んで向こう側に、コンテナがたくさんありました。今日私はトランスファークレーン、という単語を学びました。尊実が教えてくれました。船から陸にコンテナを移すのがガントリークレーン、陸の中でコンテナを移動させるのがトランスファークレーン、だそうです。ガントリークレーンしか知らなかったので、今までは港のクレーンらしい物は全部ガントリークレーンだと思っていました。大変失礼いたしました。笑 また、尊実は実習で越中島にある冷凍コンテナをスケッチしたのだと教えてくれ、そのスケッチの写真を見せてくれました。コンテナには各部にこんな色々な名前があるのだと初めて知りました。魁人が、アジアのコンテナがない、と言っていました。たしかにそうでした。ONE やMOL、よくみる中国の名前のある青いコンテナなど、どれもありませんでした。海洋大生と港に来るのはとても楽しいと、改めて思いました。タイタニック博物館内を見学したかったのですが、時間がなくてできませんでした。続いて、ベルファスト中心部、ベルファスト市庁舎前で降りました。市庁舎を中心に散策し、カフェに行きました。集合時間までまったり~のはずが、カフェのBGM がうるさすぎてカフェを出ました。最後は市庁舎の中を見学し、バスに戻りました。そして、ダブリンへの帰路に着きました。私のベルファストの感想を一言で表すと、鬱、です。いくつかの建物が廃墟のようになっていました。外の枠組みは残っています。しかし、ガラスが割れており、中が見えます。中も崩されていて、風で何かが飛んでいきそうで危ないです。道路もきれいとは言えず、なんとなく街の雰囲気が暗いように感じました。大通りはある程度活気がありますが、一本隣の道は歩行者がおらず、歩くのをためらうような少し怪しげな雰囲気を感じました。タイタニック博物館や植物園など主要観光名所といえる場所が市内から遠く、観光の街、といった雰囲気もそこまで感じませんでした。宗教対立という背景もあるのでしょうか。明日も未知の場所を開拓するので、楽しみです。環境3・中森美希/リーダー