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概要

kaigaitankentai_14

54<3 月9 日> DCU 研修今日からまた授業が始まりました。先週との違いは美波のクラスが、多数の生徒の帰国により再編され新しいクラスになったということです。私達のクラスにも彼女のクラスだった学生が1 人入って来ました。美波はせっかくクラスに慣れてきたのに、また新しい環境に変わるのは大変だ、先生がよい先生だったから変わるのは残念と言っていました。周りの日本人学生の様子を伺うと、コロナウイルスの影響もあり帰国が早まったり延期されたりしています。彼らの帰国に関するこういった話を聞くたびに、いま私たちは極めてイレギュラーで不安定な状況で留学しているんだなと改めて気付かされます。こちらの公共機関の対応からすると、一人でも感染者が出た場合、その公共機関は封鎖するとのことらしいので、もしDCU の学生に一人でも感染者が出たら、本学は即封鎖されます。そうなった場合は、授業はもちろんできませんので帰国しなければならないことになるのかなと思います。メンバー各位、他の留学生も本当に伸び伸びと楽しみながらDCU で授業を受けています。どうか今回の流行が悪い方に転ばないよう祈っています。授業についてですが、今日は午後にMarineScience に関するテーマを扱った授業を行っていただきました。船舶のソナーや海洋開発、商業的漁場が海洋生物に与える影響に関するトピックです。初めにビデオを見て、皆でそのことに関する感想を言い合いました。いつもの授業で行っているよりも専門的なトピックですので、用いる英単語も遥かに難易度が上がります。日常会話に用いる英語と、専門的なトピックをテーマにディスカッションをする難しさの違いを痛感しました。このビデオでは、船のプロペラキャビテーションが海洋生物に深刻なダメージを与えている現状についての説明がなされていました。キャビテーションはちょうど今期のテストで2回も出題され(しかも別の科目で)、海技試験でも出題されており、日頃から先生にエンジニアとしては極めて重要で看過してはいけない問題として教えられてきていたものでした。しかし今回、そのキャビテーションが海洋生物にも影響を与えているということを初めて知り、改めて海に関する学問は相互に繋がっているものであり、将来的に私もこのキャビテーションを減少させていくために、一役を担わなければならない問題であるんだと自覚させられました。私達アイルランド隊は学科がみんなバラバラです。ですので同じビデオを見ていても、着目するポイントや問題としてあげるトピックは異なります。これだけでも非常に面白いディスカッションになるのですが、それをそれぞれ専門英語で話すので、話す側にも理解する側にも良い英語ディスカッションの練習になりました。今の通常授業は比較的簡単な日常会話のレベルでしたので、今日の授業は本当に楽しかったですし力になるものでした。個人的に、最終的な英会話におけるゴール基準が明確に意識できた気がします。こういったアカデミックなトピックについてディスカッションが出来るよう、英語学習を続けていきます。電子2・今野魁人/メンバー