海外探検隊 Vol.21
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チャンタブリーでの、初めてのカヤック体験。 南 薫仁 ●Ban Nam Chiao Ban Nam Chiaoはイスラム教徒が生活する 漁村で、私が印象に残ったのは彼らの生活です。そこにはモスクがあり私はモスクに入ったどころか私自身の認識では見たこともなかったので興奮しました。私の中でイスラム教というのは大変厳しい規律を重んじているイメージがありました。ただ、それも昔の話だったり教科書内での話かなと思っていましたが、モスクに入ってみると礼拝所が男性と女性で分かれていてそれぞれに異なる性別の人が立ち入ってはいけなかったり、1日に5回の礼拝が課されていたりと、現代でもそういった宗教の教えが厳格に守られていることに驚きました。Ban Nam Chiaoでは縄をほどいて船を出す作業を現地の子供が一人で行ったり、家の前を流れる川に飛び込んで遊んでいたりと、その村全体が川や自然と密接に結びついているのだと感じました。 ●Kung Krabaen Mangrove Kung Krabaen Mangroveで実際にマングローブを間近で観察してみるとマングローブに生えている木々の種類によって根の作りが違うことや生息する生物に違いがあることに気づきました。生物にとっては空気も澄んでいて栄養素も豊富であるため生息しやすい環境であり、マングローブは生物の生態系を守る役割を担っていることを学びました。このようにマングローブには多くのメリットがある一方で、マングローブでは新木などの低い木が育たないということも学びました。理由は主に3つあり、1つ目はマングローブ林には非常に高い木が多く十分な日光を得ることができないこと、2つ目は洪水や強い流れの波が発生したときに低くまだ弱い木が流されてしまうこと、3つ目はカニなどの生き物がそれらを食べてしまうことです。マングローブにもデメリットの生態学ぶことができて良い体験となりました。 ●Kayaking 全長2.64kmのコースに咲いている蓮や睡蓮の花が何色の花が何種類あるかを観察しながらカヤックを漕いでいくという活動を行いました。花は全部で5種類あり、ピンク、薄い紫、濃い紫、青、白色でした。私は一緒に乗っていた学生が親切に教えてくれたことで気づくことができました。そのような花の他にも様々な植物や生き物を観察することができ、タイの自然環境を肌で感じることができました。初めてカヤックを漕いだので最初はバランスをとったりオールを漕いだりするのに苦戦しましたが、オールを深く入れて漕ぐことで、体力は使うが、速くより進むことができることを学びました。 14 フィールドワーク: Ban Nam Chiao/ Kung Krabaen Mangrove/Kayaking Ban Nam Chiaoは、バンコクから南東に車で4時間半のところに位置する、イスラム教徒が多く生活する漁村です。Kung Krabaen MangroveはKung Krabaen湾の海岸線沿いのチャンタブリー州では最も肥沃なマングローブ林です。Kayakingは、全長2.64kmのコースを蓮や睡蓮の花を調査しながら行いました。

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