海外探検隊 Vol.21
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<海洋生物資源学科2年 島 彩乃> JSTにて JCCにて <7月24日> JST、JCC、JETRO訪問 【本日のスケジュール】 JST訪問 NUS見学(図書館、生協) JCC訪問(日本大使館にて) JETRO訪問 【学びと気づき】 ●JST 日本では基礎研究など、ビジネスや国益に直結しない研究をする人が多くいますが、シンガポールにおいてはどれだけその研究によって国や世界が潤うのかを重視するというお話が印象的だった。日頃私が学んでいる分野は非常にニッチで視野が狭まりがちだが、社会のニーズを的確に捉えることの重要性を実感した。また、私たちが話した様々な分野に対し、的確かつ知的なリアクションをされていらっしゃり、アンテナを高くもち常に幅広い情報に目を向けることの重要性も痛感した。 ●JCC JCCの仕事内容として、企画を通じてシンガポール人に日本のことを知ってもらい友好関係を築くことで、日本とシンガポールの政治や外交等を円滑に進める手助けをされているという点がとても印象的だった。また、ただ日本の文化を紹介するだけでなく、シンガポール人が受け入れやすいような工夫を考えたり、日本の国益につながるかどうかを吟味するなど、企画に際して多面的な視点で物事を捉えていらっしゃるところに感銘を受けた。お話にもあったように、常に相手の立場に立ち思いやりを持って接することや、自分の主張を通そうとする前にまずは関係性を構築することシンガポールプログラム は、外交に限らず日々の学生生活や社会で生きる上でも重要な姿勢だと感じ大切にしたいと思った。 ●JETRO シンガポールは国土も狭く資源も少ない中で、人が重要な資源とおっしゃっていたのが印象的だった。レベルの高い教育を施し自国で有用な人材を育成するだけでなく、世界中から人を集め発展させてきたという背景がとても興味深かったです。また、まず規制を作る日本と違い、シンガポールでは一旦導入してから様子を見るという価値観の違いや実証実験の場としてシンガポールが機能しているという点に驚いた。日本はシンガポールよりも遅れているように感じてしまうが、国ごとに環境や資源も違えば文化や価値観も大きく異なるため、上手く自国の強みを活かしたり、他国の良いものを上手く柔軟に取り入れることが求められるのではないかと考えた。 21 日報抜粋

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