海外探検隊 Vol.21
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<海洋政策文化学科2年 山内梨央> 内・オリエンテーション 育センターでマングローブについて学ぶ <7月29日> ブラパ大学研修 【本日のスケジュール】 船にてシーチャン島訪問。 ブラパ大学の熱帯鑑賞魚と、食用バフンウニの養殖場訪問。 【学びと気づき】 ウミガメの保護にとても力を入れていた。大人のウミガメを飼育している水槽では、チャンタブリのサンディービーチの再現をしていた。ウミガメは子供から何段階かに水槽が分かれていて、ウミガメの成長を細かく観察することができた。タイのウミガメといえばタイマイであるが、ここではタイマイではなく、アカウミガメが展示されていた。 バフンウニの養殖の話では、日本の食用バフンウニとは異なり、日本のウニの中身は黄色だが、タイのバフンウニの中身は緑系の色であることに驚いた。味も実際に食べていないので比較ができなかったが、日本とは大きく異なるらしい。アワビも同様である。 さらに力を入れていたのがイヌザメの繁殖である。イヌザメは、ペットや水族館での観賞用として世界中で高値で取引されているが、卵から育てるのが非常に難しいことで知られている。しかし、今回の養殖場はそれを容易に行い、その売買をビジネスとして成り立たせていた。 そして、ハコフグも観賞用ペットとして養殖していた。こちらもその可愛らしい見た目から、ペットとして高値で取引されており、こちらでも売買を成り立たせているようであった。特に、車の形のモデルとしてハコフグが用いられたというのが驚いた。ハコフグの形がスタイリッシュだとはとても思えない。 さらに、カニも養殖していた。ここで、カニがお腹で孵らせる卵の色を成長段階ごとに学んだ。初期は黄色であるが、だんだん、茶色から黒っぽくなり、孵化する。これは、実際にその成長段階を見ることができ、とても貴重な機会になった。 外には、孵化して成長が安定してきた稚魚を海に放流する、流しそうめんのような装置があった。施設一帯が海の隣であるため、このような放流も可能であるのかと感心した。タイの国王の誕生日など、特別な日をお祝いして、稚魚を放流するらしい。 <8月1日> ブラパ大学研修 【本日のスケジュール】 10:30 ブラパ大学チャンタブリキャンパス案13:30 クングクラベーン湾 マングローブ自然教 【学びと気づき】 今日の午前中は、ブラパ大学の海洋科学について研究している先生からオリエンテーションを受けた。今後参加する研修では、チャンタブリならではの自然をたくさん感じられると共に、宝石学部の活動にも何度か参加できるとのことで、バン31

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