写真 1枚目:帰国の日、お世話になった大家さんと 2枚目:HUSTの先生のお宅に招待される 3枚目:HUSTの先生のお宅にて春巻きを作る 45 <8月12日> 振り返り 【本日のスケジュール】 休養日 【学びと気づき】 今日はHUSTの先生からのお誘いもあったのだが、家で体調回復に努めた。先生は元々考えていたホーチミンミュージアムに行くという私たちの予定を聞き、先生の息子さんによるガイドを申し出てくださったり、お断りした後も薬を届けてくださったり、明日の空港へのタクシーまで手配してくださったりと本当にありがたかった。改めて、心の広さと優しさを感じた。ホステルの大家さんも明日出発ということで、明日の朝にはバインミーを作ってくださるようで、本当に一カ月間お世話になった方々の温かさに感謝が溢れる日となった。 夕方に最後の洗濯をして、パッキングを始めると、少し帰国の実感が湧いてきて寂しい気持ちにもなった。改めて振り返ると、この一カ月はさまざまな面で成長できたように思う。英語力にも全く自信がなかったが、身振り手振りや言い換えの表現で繰り返し伝えるとちゃんと伝わるということがよくわかり、とりあえず何か話そうとしてみることが大事だと心底感じた。実験の考え方にも少し慣れ、今後研究室に入ってからも、この経験は、分野こそ違えど必ず活かせると思う。 また、ベトナムの方々の温かさや、メリハリをしっかりつけて楽しむ場ではとことん楽しむ姿勢から学ぶことも多かった。先生方も、学生さんも、とにかくたくさん話しかけてきてくださり、こちらの英語がわかりづらかったり、優柔不断であったりしても、じっと待って要望には120%で答えてくれた。これは、器の広さ、余裕、要望を実現させる能力の全てが揃っていないとできないことである。出会えた素晴らしいお手本の皆様を見習っていきたい。そして、この一ヶ月間で出会った方々とまた出会える日が来るのなら、英語力も人間力も知識量も、もっともっと鍛えて、よりたくさんの豊かなお話ができるようにしたい。 <海洋環境科学科2年 山田真央>
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