ベトナムプログラム <8月20日> オリエンテーション 【本日のスケジュール】 午前: JETRO訪問 午後: VAST挨拶 HUST挨拶 【その日の学びと気づき】 JETRO(日本貿易振興機構)ではそこでのビジネスや取り組み、ベトナム経済の現状について教わった。現在ベトナムのGDP成長率は上昇傾向にあり、日本企業の事業拡大先として注目されていう。少し昔は加工がメインで利用されていたが、最近は販売先になっていることを教わった。特に、日本食レストラン数はホーチミン市やハノイ市などの都市部を中心に増加しているとのこと。これは、近年多くのベトナム人が旅行や労働目的で日本に訪問するようになったことにより日本文化に触れる機会が増えたことが理由として挙げられる。ベトナムの成長に加え、日本の円安なども影響しているのかなと感じた。沢山のベトナム人が日本を訪問していることを知らなかったので非常に驚いた。労働力や観光収入などの経済的側面や人口増加の面から今後の日本を支えていくために、我々はもっとどのような人が日本を訪れているのかを知る必要があるのではないかと感じた。何も知らない自分はまだ視野が狭かったのだと気づくことができた。また、興味深い話として北部と南<食品生産科学科2年 岡田春風> 部の違いが挙げられた。ベトナムの中でも、北部と南部で気候や生活、考え方が異なるそうだ。南部の方が新しいものを取り入れる傾向があるため、海外からベトナムに進出するレストランや企業は南部から展開していくことが多いという。日本でも東日本と西日本に分けられて、方言や食べ方、味、性格の傾向など異なる面はあるが、海外企業の進出先にはあまり影響していないように思う。これはベトナム戦争の影響が大きいのかなと思った。水産業の話では仕事のスピードの早さに驚いた。お二人の経験やアドバイスから、時間がある大学生のうちに幅広く学ぶことや一つのことを追求することの大切さを教えてくださった。すぐ調べたら情報が出てくる現代でも、自分から興味を持って意識的にそうしなければ、情報を得ることは難しいと思う。今回のインターンシップは広く学ぶというきっかけとして大変貴重な機会であると感じた。 ランチはフォーを食べた。昨日もフォーを食べたが、お店によって少し味が違うのも面白い点だった。その後、ベトナムコーヒーをいただいた。これもまた今までに飲んだことない独特な味をしていた。日本のものより苦くなく、サラッとしていて飲みやすかった。カフェやレストランは基本的にドアなどの区切りがなくほぼ外ということに、日本との違いを感じた。VASTの訪問先でもらったロンガンというフルーツはさっぱりしていて個人的にとても好きだった。睡眠や健康、肌にいいということだ。また、ロンガンは産地によって食感や水分量が異なるそうなので、他の国のものと比較してみたいと思った。3つの訪問先全てで共通していたのが、飲み物に温かいお茶を出してくださったことだ。暑いのに温かいお茶!?とびっくりしたが、おそらく、ベトナムとお茶文化は深く関わっており、相手への敬意や感謝を表すものなのだろうと思った。これは中国の影響が大きいのかなと感じるのと同時に、ベトナムはその歴史から他国の文化が入り混じっていることを実感した。 23 日報抜粋
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