海外探検隊23期生報告書
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<8月28日> VAST 【本日のスケジュール】 09:00-11:00 SOTの生成 14:00-16:30 微細藻類の培養方法を学ぶ 【その日の学びと気づき】 VASTでは午前、多くの種類の化学薬品を取り扱い、微細藻類用の培地であるSOTの元となる溶液を生成した。溶液に入れる化学薬品の量が各製品定められており、電子天秤や分析天秤を使い細かく測定する操作が一番難しかったと思う。ここ最近で一番集中した。私は大学に入ってからやったことがある操作だったので比較的スムーズに行うことができた。学科の異なるメンバーも少しずつ調節しながら正確に量り取ることができていた。お昼は研究員の方と共に学食で食べた。1週間ぶりに食べたが、やはり美味しい!自分で選べて、なおかつ野菜が沢山取れるのがいい点である!毎日学食で食べたい。 午後は、微細藻類の培養方法について研究員の方が教えてくれた。微細藻類の培養では、細菌による汚染を防ぐために無菌操作を行うことが重要だった。操作や気をつけることが非常に多く、何回も注意を受けた。例えば、常にクリーンベンチの奥及びガスバーナーの近くで操作を行わなければならないこと、ピペットは常に浮かせておかなければならないこと、操作前後のUVの時間やピペットとフラスコの位置などである。その他にも70%アルコールで手や台を拭くことや温度・風の調節などについて学んだ。生物学科のメンバーがたまに理解しきれなかった操作の意味について補足してくれた。微細藻類の培養は難しく、細部まで配慮が必要なことが分かった。実は、前期の微生物学という授業で無菌操作について学んだばっかりだった。その時は概要しか学ばなかったが、自分で実際に体験したことでその理解を深めることができた。休憩中に、私たちの椅子が足りないことに気づき、研究室の方々が椅子を差し出して下さるなど、みなさんの優しさに感動した。 その後、初めてビーガンレストランに行った。 <食品生産科学科2年 岡田春風> ビーガンと言っているだけあり、野菜や豆、穀物が用いられたメニューしかなかった。シーザーサラダやサラダボウルを頼んだ。こちらも野菜が多く入っていて野菜不足の私たちにはピッタリのメニューだった。サラダボウルには特殊なおかずが入っていて、今までに食べたことないものを挑戦することができた。卵も使っていないため、豆類(=タンパク質)のおかずが少しパサパサしており、この点は今後より美味しくするために改善するポイントかなと感じた。値段も影響しているのかもしれないが、基本的に海外から、特にヨーロッパ系の方のお客さんが利用しており、彼らの健康や地球への意識の高さを感じた。ベトナムにもこのようなお店ができているということは、観光客増加や経済成長による健康志向の促進などが影響していそうだと思った。 25

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