<9月25日> 最終日 【本日のスケジュール】 08:05 出国 14:45 帰国 【その日の学びと気づき】 ついに、ベトナムへさよならをする日。早朝にもかかわらず、4:50になるとホストファミリーが手伝いに来てくれた。重すぎるキャリーケースを協力して1階まで階段を降りた。まだ暗い中、集合場所へ向かいホストファミリーにお別れを告げた。その後予定通り空港に到着し荷物を預けた。行きはかなり余裕があったので家で重量を測らずに行った。預ける時に見た数字は22.9kg!(23kgまで)最後に少しハラハラした。飛行機の中では、メンバーとベトナムでの出来事、日本でしたいこと、自分のことなどたくさん話した後睡眠をとった。寝ている間、38日間の振り返りをした。毎日が刺激的で、本当に充実した38日間だったと思う。個性的な人たち、親切な人たちなど様々な人と出会い、多くの経験をした。メンバーにもすごく助けられた。私はクオン先生にビールやコーヒーのことについて質問された時全く分からなかったので、食べるだけではなくて食品生産科学科の自覚を持ってもっと学ぼうと思った。特に、ビールは飲めないため種類などはほぼ無知であったし英語で言われると尚更よく分からなかった。この機会に、家に帰ったらビールのことについて調べてみようと思う。この経験は一生忘れないだろう。日本に到着後、ベトナムの友達に無事帰国したことを報告した。日本が涼しくなっていることに気づき、もう9月が終わることに驚いた。終わってみると1ヶ月夢の中にいたような感覚になった。解散した後は、久しぶりに時間通りに来る電車に乗り帰宅した。夜は、家族に写真を見せながら思い出話をした。ご飯は母親が海鮮丼を用意してくれた。安心して食べられるご飯に感動した。 30 <食品生産科学科2年 岡田春風> になる。そしてここから動物に合わせて必要なものだけをピックアップして取り出すという。私はここが一番強く印象に残っている。 この写真はパッキングされた飼料で、黄色い袋の内側に、ナイロンでできた白い袋がある。これは特に北ベトナムで感じられる強い湿気から守るための工夫だそうだ。工場内のほとんどの作業は機械化されているが、これを取り付ける工程だけは人力でしかできないらしい。 工場見学の後は、再びクオン先生の車に乗りイオンモールへ向かった。車内で私は午前中の疲れから来る眠気にどうしても耐えられず、しばらくは踏ん張って会話に入ろうとしていたが、気づいたら途中で眠ってしまったのがとても悔しかった。 イオンモールでは無印良品の店内にあるカフェでコーヒーを飲みながら、ベトナムでの生活がどうだったかなどの話をした。私はハノイが想像よりも発展していて驚いたこと、VASTでもHUSTでも自分の専攻にあまり関連性が無い実験をたくさんしたがそれもいい経験になったこと、関わってきた人達が皆優しくて食べ物が安く美味しく食べられるからベトナムが大好きになったことを伝えた。 <流通情報工学科2年 石井千晴> 左の写真は一つ一つ違う種類の原料を通す管である。この工場では家畜用の牛、豚、鶏の餌をはじめペットフードも製造しているそうだが、それぞれの動物が異なる種類の原料を必要とするためこれだけの数
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