<8月23日> チャンタブリ研修 【本日のスケジュール】 午前: 海藻(ヤータレー)、海辺で見つけられる カニの生態調査。コドラート法を用いて。 午後: 学生との交流 【その日の学びと気づき】 本日23日がチャンタブリでの最後の授業である。ブラパ大学でお世話になった先生方やほとんどの日程を一緒に過ごし行動を共にしていた世話役の生徒たちとの仲が深まってきているだけあって、惜別の情もひとしおだ。この土地を去るその瞬間は秒針を読むが如く目の前に迫っていて、よく気をつけて機を選ばなければ取りこぼしてしまいそうなたくさんの言葉がそこにはある。車を運転してもらってありがとう、知らない料理について身振り手振り言葉を尽くして説明してくれてありがとう、自分たちよりも朝早く起きて実習に間に合うように朝ごはん買ってきてくれてありがとう、体調悪い時に心配して世話してくれてありがとう−−−果たして今までどれだけの感謝の気持ちを相手に伝わる言葉にのせて届けることができただろうか。ここを離れればもう一生伝えることができないかもしれない言葉を、決して伝えそびれてはならない。 午前中はBuncha教授の授業で、日本人学生の他にも40人ほどのブラパ大学の学生が共に実習を受けた。先生の運転するピックアップトラックに揺られること20分ほどHat Chao Laoと呼ばれるビーチに到着。MT(海洋工学部)の生徒たちは先に大学のバスで現地に到着していた。後部が開きっぱなしになっていて、小さな車内に生徒がぎっしり詰まって乗っているタイらしい風情のあるバスである。我々が到着するとすぐにBuncha教授による今日の実習の説明が行われた。実習の内容とは、海岸のある地点から5mおきにコドラート法により生物種の同定とその数を調べノートに書き足していくというものだ。 今回見つけた生物はプーマー(blue swimming crab)プーデン(黒いカニとでも訳せるだろうか)プーハヌマン(ハヌマンガニ:ハヌマンとはインド神話の猿の神様その泳ぎ方はハヌマンの舞のように見えた)などである。 <海洋資源エネルギー学科1年 齋藤雷火> <8月24日> チャンタブリ 休日 【本日のスケジュール】 13:00 感謝カード作り 18:00 ビーチで最後のパーティ 【その日の学びと気づき】 本日がチャンタブリの学生といっしょにいられる最後の日ということで、夜、タイの学生が送別会を開いてくれた。夜、楽しむためにみんなお昼頃に起床した。そして、学生に渡す感謝カードの作成に取り掛かった。その人と行った場所や会話を思い出しながら一人ずつ書いた。振り返れば、 35
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