<9月25日> NUS 【本日のスケジュール】 10:00 LKCNHM到着、サンゴの同定 12:30 学食で昼食 14:30 サンゴ、魚のビデオ分析 17:00 研修終了 【その日の学びと気づき】 本日は、昨日スノーケリングで撮った動画の分析をする日でした。 まずは、サンゴの同定の方法について2日目にも行ったLKCNHMで説明を受けた。サンゴは形状に特徴が多いので、主に形状についての説明だった。平べったいか、樹状の形態をしているかは私たちでも知っていたが、加えてコロライド(サンゴにある溝の様な構造)の形が同定にとても深くかかわっていた。長さや向き、コロライドを仕切るseptaとpaliという構造があるかどうかなど、顕微鏡を使ってある程度拡大する必要があった。先生が昨日撮影した写真と照らし合わせてくれたが、生きている個体は白色ではないため、いま一つピンとこない部分もあった。 昼食は、校内にある学食に行ったが、ホーカー<LKCNHMにてサンゴ同定についてのレクチャー> <海洋生物資源学科3年 田中仁悟> <サンゴ組のデータ分析> の様な構造で低く見積もっても海洋大の10倍の大きさがあり、レパートリーも豊富だった。 午後は、再びラボの会議室にお邪魔して、サンゴ組、魚組に分かれて動画の分析をした。 サンゴ組は、動画からサンゴの大きさと同定を行っていた。午前中に先生から方法は学んでいたので、サクサク進んでいた。二人ともかなりサンゴの形状を記憶しており、出されたサンゴのクイズに答えられていた。(かろうじて)1時間ほどで終了したので、その後は先生から再びレクチャーを受けながらT検定などのデータ解析を行っていた。これまでの探検隊ではやってこなかったようで、やや苦戦しているように見えた。 先生はサンゴの研究者ということもあり、魚の同定のために他の先生が午後から来てくれた。午前にも魚の同定を試みたが、水の濁りのせいで魚が鮮明ではないことや同じような模様の種が多く、同定が非常に難しかった。しかし、先生はシンガポールの魚を知り尽くしているため、サンゴに生息する魚を把握しており、すぐに同定をしていた。私たちも教えてもらいながらなんとか全ての魚の同定と計数が完了したが、最後の方はサンゴが魚に見える症状がみられた。 昨日は身体的疲労が大きかったが、今日は脳、眼の疲労が大きかった。 45
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