ブックタイトルkaigaitankentai_3
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海外探検隊シンガポール27シンガポール プログラム南洋工科大学シンガポール日本商工会議所ジャパン・クリエイティブ・センター東京海上火災シンガポール日本貿易振興機構(シンガポール)日本の公的機関や企業を訪問し、シンガポールの情勢、政治、経済の現況、日系企業の活動状況などについてレクチャーいただき、プロジェクトを始める前に必要不可欠な情報が得られました。また、南洋工科大学では、バイオロジカルサイエンス学科の学生との交流も深め、日本語を学習している学生達と、いくつかのプロジェクト課題にも一緒に取り組みました。建国約50年の歴史のまだ浅いシンガポールが、このような発展を遂げた裏には、外国からの産業や人材の誘致、実力主義の教育による人材開発など、多岐にわたる世界で「勝つ」ための政策や努力によるものだと思いました。このようなひたむきとも感じられる努力は、あまり日本では見られるものでは無く、非常に興味深く感じました。オリエンテーション3日間にわたるプロジェクトでは、ソフトウェアを用いてデータ処理をしたり、フィールドワークとしてサンゴ養殖の作業に携わらせていただいたりしました。このプロジェクトで最も印象に残っているのは、サンゴの養殖です。ひとつひとつが手作業で体力のいるものでしたが、海、ひいては地球の環境を守るためにはこうした地道な作業が必要不可欠だと感じました。この経験を通しサンゴに興味を持った私は、現在、授業の一環で宝石サンゴについて調べています。このように、自分の興味を発見できる場としても、今回のプロジェクトは私にとって非常に大きな意味のあるものとなりました。(佐藤春奈)サンゴ養殖から学ぶ地球の環境保護海中からひき上げたサンゴを株分けして海に戻す作業