ブックタイトルkaigaitankentai_3
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kaigaitankentai_3
36 僕が所属する研究室の研究分野である海岸工学について、オレゴン州立大学で同じ分野を研究しておられるDan先生のもとで実験やフィールドワークを通して学びました。 海外に行くのはこれが初めての経験でしたので、不安もありましたが、出発前にはグローバルコモンの皆様の学習支援にお世話になり、現地では先生や研究員の方をはじめ多くの方に支えられて、有意義な時間になりました。研究員の方が「分からないことがあるのは当たり前だから、変な質問かもと思わずにどんどん聞いてくれ」とおっしゃってくださったのが印象に残っています。 研究に関しては、実験だけでなくデータ処理からプレゼンテーションの仕方まで、短いながらも研究というものの全体像を体験することができました。今後にも活かせるものだと思います。 海外生活はすべてが新鮮で、現地のあたたかい方々とふれ合い、多くのものを吸収して、かけがえのないものとなりました。自分を表現することを大切にしていきたいと思います。派遣先 アメリカ Oregon State University海洋環境学科 4年 花井 優也 今回、教員立案型の海外演習でオレゴン州立大学に行ってきました。大学では、防波堤の海側に植物があることが津波越波の減少にどこまで効果的かという研究を行いました。博士課程の方と協力しながら、週に1回は教授とのプレゼンテーションを行い、最終結果発表まで行いました。今までに英語を使った学術発表をしたことがなかったため、パワーポイントの作り方や言葉選びなど、様々な点で気を使う機会が多かったと感じます。その中で、英語表現の幅の広がりや、資料をわかりやすく簡潔に伝える技術が身についたと思います。 現在は、オレゴン州立大で指導していただいた先生の指導も受けながら卒業論文に取り組んでいます。論文の一部を英語で制作することにも挑戦しようと考えており、今回の演習を通じて、また一歩“海外”を身近に感じることができるようになりました。今後もこのような経験を活かせる場で活躍していきたいと思います。海洋環境学科 4年 河野 早記派遣先 アメリカ Oregon State University 食品生産科学科 4年 大島 啓寛 海外派遣キャリア演習でアメリカのオレゴン州立大学にあるSeafood Laboratoryで1か月間、勉強をしてきました。この研究室は水産未利用資源の有効活用や魚肉ゲルの物性変化、商品化をすり身の視野に入れた利用法の研究など、原料に関する研究から消費者によった商品開発のような研究まで幅広く行っていました。今回の演習では米国でのすり身産業の動向と、研究機関に何が求められているかを探ることを目的として行動しました。現地では研究室での研究を一緒になって行い、研究に何が求められているのか学びました。 そのほか工場見学やマーケット調査を行った結果、米国で魚肉練り製品は“ 健康”というイメージをもち、それを活かすような研究がなされていることがわかりました。本筋とは大きく外れますが、私はラボメンバーの2人(アメリカ、韓国国籍)が借りている家の一角を借りて生活をしました。週末には文化の違いや特に国と国の関係など複雑な部分にも踏み込んで話しをしました。文化や民族性、本当のところ、これまで知らないことが多く、前よりも二人が住む国や、人に好意を持ちました。研究でも、マーケティングにも言えることですが、私は今回の演習を通して、相手やその地域を知ろうとすること、理解することが個人としてのグローバル化の一歩なのではないかと思います。また、浅はかな考えかもしれませんが、私は相手を知ること、理解することは世界の平和につながると考えています。海外探検隊1期生〈派遣国:タイ〉