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概要

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成果報告会 〈会場〉在タイ日本国大使館3月23日。ついに成果報告会の日を迎えました。思えば、昨年に出会ったころは会話すらもぎこちなかった4人でしたが、今では自分の意見をしっかりと言い合えるようなチームとなることができました。皆で力を合わせ1か月間ハードなスケジュールを乗り越えてきたからだと思います。そんなチームだからこそ、報告会に臨むみんなの顔つきは不安や緊張というよりも大変自信のあるもののように見えました。実際、本番ではみんなの堂々とした発表を見ることができました。途中、時間の都合上、予定よりも内容を省いて話さなければならないというトラブルもありましたが、それにもきちんと対応し発表を続けることができた仲間のことを、さすがだと思いました。リーダーとしてこの1か月仲間の変化を間近で見てきましたが、出発前と今とでは全く違っています。こんな素晴らしい仲間とともにさまざまな経験ができたことを誇りに思います。(リーダー:佐藤 春奈)リサーチプロジェクト(協力:イオンモール)私たちタイチームは、スーパーマーケットでの魚の売り方における日本との比較からタイの文化的特徴を知るということを目標にプロジェクトを行いました。数か所の現地のスーパーマーケットに赴いたりタイ人にアンケートをとったりして調査を進めました。私たちが着目したのは魚の「置き方」「切り方」「種類」です。調査をしていくとタイではアイスベッドという置き方がポピュラーであること、日本ではなかなかみられない魚のぶつ切りがあること、大きい魚、特にサーモンがたくさんあることがわかりました。以上のような調査結果から、次のような考察を導き出しました。①「新鮮」という概念は「みずみずしさ」「色」「つや」などで構成されており、タイ人はそんな新鮮さの概念をより近くで確認するためにパックよりもアイスベッドを好みます。②ぶつ切りの魚はどんな料理方法にも適しています。また、タイでは、サーモンが捕れないのにたくさん店頭に並んでいることからサーモンはタイ人好みの味をしており、さらに日本料理がタイで浸透しています。③タイでは大きい魚が多く捕れ、食事の際に大きなものを取り分けて食べる「シェア」する文化が根付いています。リサーチプロジェクトを通じて、日本とタイのスーパーマーケットの特徴を今までより深く理解することができました。私は、日常的にスーパーマーケットを利用しますが、商品や店内を見る視点が変わりました。また、日本とタイの違いや共通点を知り異文化理解にも繋がったと思います。旅行などで他の国に行く機会があれば、また同じような調査をしてみたいです。(佐藤 春奈)26同行教員:千足 耕一 (海洋政策文化学科:准教授)同行職員:小林 秀多 (財務部・経理課)