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概要

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Temasek Polytechnicこのプロジェクトは、2015年3月12日、13日の2日間に渡って行われました。1日目は、シンガポールの高等技術専門学校の1つTemasek Polytechnicを訪問し、本学の卒業生でもある水産研究者の宮田さんからTemasekPolytechnicについてのお話や、養魚場を見学する際のポイントについてなど様々なお話を伺いました。また、キャンパスも見学させていただきました。2日目は、3ヶ所の養魚場を訪問、そしてJASSというシンガポール在住の日本人研究者の集まりにも参加し、研究者の方々との交流を行うことができました。私たちは、養魚場を訪問し、以下の点について興味深く感じました。第一に、コイのニーズの高さが挙げられます。外国でのコイの需要の高さは、予想していたものよりもはるかに上回っていました。コイ一匹あたりの価値の高さにも大変驚きました。日本にいるだけでは、『コイを庭に飼っている』ということがステータスになっているといった世界の事実を目にすることはできないので、とても興味深かったです。第二に、国土に関することです。シンガポールの国土は狭いです。しかし土地が狭いならではのメリットを知ることができました。それは、養魚場どうしの運送や連携がしやすいということです。また、水槽を縦に3段積み重ねるなど、狭いスペースにより多くの魚をどのようにキープするか工夫されていることを知ることができました。第三に、養魚場が中継地点としての役割を持っているということが分かりました。また、中継地点として役割がすでに確立していることにより、取引先にとって、一回のオーダーでより多くの魚種を購入することができるというメリットがあることがわかりました。また、魚体が傷つかないように輸送する際の方法に細心の注意が払われていました。最後に、魚種の区別についてですが、一つ一つのタンクがバーコードで管理され、いつどこの国から持ってきているかを機械で確認できるようになっていたのには驚きでした。また、国ごとに水槽の棚を分けて管理している養魚場もあり、より効率よく仕事ができるようになっていました。このプロジェクトを通して、私たちがペットショップなどで目にする魚たちがどのように育てられ、どのような過程を経て運ばれてくるのかを知ることができ、大変興味を持ちました。(加藤 由美)30