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概要

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ヤクルトヤクルトでは月曜日から金曜日までの5日間、工場と、二か所の営業所でインターンをさせて頂きました。ヤクルトは、香港に進出してからの歴史が長く、香港人の大人から子供まで誰でも知っているような企業です。今回このような企業でインターンを受けられたことはとてもありがたいことだと感じています。現地で働いている日本人の方が全部で4名いらっしゃり、主にこの4名の方にお世話になりました。インターンのテーマは、サプライチェーンを学ぶというものでした。原材料の調達から製造過程、製品の流通、スーパーに並ぶまで、そして販売促進のための様々な営業活動を見て聴いて同行して、実際に手を動かしてやらせて頂いたこともありました。工場見学ツアーに同席させて頂いたり、納品に同行させて頂いたり、開拓の仕事をやらせて頂いたりと、本当に社員の方々がやっている仕事を体験することができ、身をもってよく分かりました。私たちは国内外問わず、インターンというもの自体が初めての経験で、最初は不安もあり緊張していましたが、皆さん和気あいあいとしていて質問などしやすい雰囲気で、とても良かったです。社内公用語が広東語だったので、現地社員の方とは通訳をしてもらいながらのコミュニケーションもありました。広東語で現地社員の方々と話す日本人の姿を見て、衝撃を受け、私は広東語にとても興味を抱きました。公用語を現地の言葉にすることで、親しみやすさを持ってもらったり、その土地により浸透する効果があるのだそうです。実際に、私たちがインターン期間中に少し覚えた広東語を社員の方に使うと、とても驚き喜んでくれました。日本企業が海外に進出する上で、その土地にいかに受け入れられるかはとても重要なポイントであり、会社の事、製品の事を分かってもらえなければ需要は生まれないと思います。そこで、現地の言葉を使うようにしたり、生活スタイルや習慣に合わせて変えられるところを変えていくことは大事だということを学びました。何が求められていてそれをどうやって実現するかを考えたり調べたりするのは難しく大変だが、とても面白い過程だと感じました。社会はそんなに甘くなく、インターンだけで分かったつもりになってはいけないですが、学校にいたらなかなか経験することができない事を経験することができ、さらに、海外で活躍されている日本人の社会人に密着することができ、将来へのイメージが少しつかめました。行く前と後では、モチベーションや将来像の捉え方が大きく前進しました。これからいずれ社会に出るうえで、このような貴重な経験は必ずプラスの影響をもたらすと思います。今のうちにこのような経験ができ、とても有意義なインターンでした。(片山 佳実)6