ブックタイトルkaigaitankentai_4

概要

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Amoy Food (味の素)私たちは、味の素の海外法人の１つである、Amoyで1週間のインターンシップを行いました。Amoyの醤油は、香港でのシェアNo.1を誇り、その他に、調味料や冷凍食品の販売も行っている食品企業です。この1週間のインターンシップでは、バリューチェーン（顧客に商品が届けられるまでに企業間で付加される価値のつながりのこと）に着目し、商品開発から消費者に届くまでにどのようなことが行われているのか、各部署の方から普段どんなお仕事をしているかについてお話を伺ったり、実際に製品が製造されている醤油、冷凍食品、お酢工場の見学をさせていただきました。Amoyでは、たくさんの香港現地の方が働いています。その中で、日本人の社員の方々は、積極的に現地の方々とコミュニケーションをとっているのが印象的でした。昼食などの時間も、現地の方々と英語でお話をしたり、広東語であいさつを欠かさずしていました。一緒に働く方々と常にコミュニケーションを欠かさないことは、お互いの特徴を知ったり、モチベーションを上げることにつながり、仕事を円滑に進めるために大切なことなのだと思いました。また、様々な部署の方々からお話を伺い、現状を正確に把握し、問題点を探し出し、改善案を練り、実行する、というこの一連の流れの積み重ねがいかに大事かということを実感しました。この改善には、働いている人1人1人の自主性と努力が重要であることもわかりました。文化の違いについても感じることがありました。香港では転職が一般的で、長く働く人が少ないそうです。これは、日本との大きな違いです。せっかく仕事を覚えた人材にいかに長く働いてもらうか、ということも、香港でのビジネスにおいては大きなテーマになるのだと思います。このインターンシップでは、日本人の方が実際に海外で仕事をされている姿を拝見することができました。コミュニケーションや、改善など、日本でも同じように重要なことに加えて、文化の違いからなる異なった価値観も知ることができ、社会人とはどういうものなのか、さらに、世界で働くとはどういうことなのかを考えるきっかけになりました。また、強いパッションと誇りを持って自分の仕事をしているAmoyの皆様を見て、私自身が会社という組織に入ったとき、どうしたらお客様に喜んでもらえるか、どうしたら会社がもっとよくなるのか、どうしたらもっと役に立てるのか、ということを常に自分に問いかけて、1つ1つ丁寧に実行できるような人になりたいと思いました。（佐田 歩美）７