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概要

海外探検隊_6

プロジェクト:国際協力機構(JICA)オリエンテーション在マレーシア日本国大使館コタキナバル領事事務所 (高橋さん)サバ州 観光局 (原田さん)私達は、マレーシアでの最初の訪問先として、在マレーシア日本国大使館コタキナバル領事事務所とサバ州観光局を訪問しました。領事事務所では同事務所の仕事内容についてや緊急時の連絡方法、マレーシアの文化の多様性、サバ州で行っている日本の技術協力について学びました。オリエンテーションではマレーシアの基本事項に加え、グローバル人材として働くといった事を学ぶことができてとても役に立ちました。サバ州観光局では何年もマレーシアで生活をしていらっしゃる原田さんから同局の仕事内容に加えて、主にサバ州独自の文化や環境について教えていただきました。長年マレーシアに住んでいらっしゃるということで、日本人がマレーシアで気を付けなければならない事を教えていただきました。実際に海外で生活しながら、働いていらっしゃる方の話は滅多に聞くことができないので、今回、お話を伺うことができて本当に良かったです。高橋さん、原田さん、ありがとうございました。(近藤 晏琳)私たちは3月13日にJICA(Japan International Cooperation Agency)のSDBECプロジェクトに参加させて頂きました。SDBECプロジェクトとはProject on Sustainable Development for Biodiversity and Ecosystems Conservation in Sabahの略で、サバ州を拠点とする生物多様性・生態系保全のための持続可能な開発プロジェクトです。その中の一環としてクロッカー山脈公園管理計画のもと、私たちはTudan村に行きました。Tudan村はクロッカー山脈公園内の急な斜面に立地しているため、農業機械を使用することができず、通常の農作業より時間と労力を必要とします。さらに、現地では焼き畑によって農産物を収穫しているので、通常の農作業より手間がかかります。そのため、村は豊かな財政事情ではありません。JICAの職員の方々は、高く売ることのできるクワの実の育成法などの技術支援を行ったり、村周辺の地形モデルを作り、現地の方たちが公園の管理について理解しやすいようにしていました。午前中に私たちが体験させて頂いたのは、焼き畑農業の一つの工程である除草作業です。現地では草を刈る時に特別な道具を使用しており、現地ならではの農作業を体験させて頂きました。自分たちが想像していた以上に斜面での農作業は大変で、炎天下の中毎日働くのは骨の折れる作業だと感じました。私たちはスーパーやデパートで商品を買うときに生産者がどのような苦労をして作っているか日頃意識していません。今回の体験を通じて、生産者によっては大変苦労していることが分かり、感謝しなければならないと感じました。できれば消費者は、一度、農作業を体験してみると良いと思いました。午後には、村の方々が一緒に昼食をとる機会を設けて下さり、現地の郷土料理を振る舞ってくださいました。どの料理も新鮮なお肉や野菜を使っていて美味しかったです。偶然、村出身の高校生と交流する機会がありました。一週間程学校が休みだったそうで、農作業を手伝いにわざわざ村まで二時間以上かけて帰ってきていることを知り、家族一丸となって働いていることに感動しました。(秋庭 陽介)私達はJICAプロジェクトの一環としてウェットランドを訪問しました。海洋大の卒業生でJICAで働いていらっしゃる玉虫さんの案内の下、約2kmのウォーキングコースを、たまたま現地を訪れていた大阪市立東高校の高校生と交流しながらマングローブ林の動植物を観察しました。マングローブ林を観察中、特に気になったのはごみ問題です。観察の途中で、多くのごみを目にしました。これは、ポイ捨てだけが問題なのではなく、周辺地域から流れてくるそうです。環境問題を考えるときは視野を広くしなければならないと感じました。今回、マングローブ林を実際に見たのは初めてでしたが、テレビや写真などで見ているよりはるかに大きく、特に種子の形が特徴的で、新しい発見がたくさんありました。(近藤 晏琳)プロジェクト:ウエットランド視察27