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概要

海外探検隊_7

玉蘭荘 交流会台湾プログラムの特徴台北市日本工商会日本台湾交流協会台北事務所25プログラムの開始直後に台北市日本工商会を訪問させて頂きました。そちらでは、台湾や中国などでもご活躍されている前田さんからお話を伺いました。台北市日本工商会とは、台湾でビジネスを展開する日本人の方々による組織で、日本人同士の情報交換、懇親、対外的働きかけなどを行っています。専攻が経済や国際情勢などではない私たちにとって、台北市日本工商会で実際にその組織の方とお話しをできたことはまたとない機会であり、貴重な体験ができたと思います。前田さんからは、台湾と日本の関係についてなどを教えていただきました。台湾の方々がとても親日家であるとお聞きし、私たちは安心して台湾プログラムのスタートを切ることができました。(疋田 愛理)日本台湾交流協会台北事務所では、台湾の歴史、政治、日本との関係など、様々なお話を伺いました。特に、中国との複雑な関係をもつ台湾人にとってのアイデンティティーについて教えていただいたことは大変興味深く、考えさせられました。現地での生活が始まった初期に、台湾について教えていただき、詳しく知ることが出来たことを大変嬉しく思います。なぜならば、自分と異なる文化や習慣がある地で適応し、現地の方々と仲良くなってゆく上で、相手のことを知っているということは非常に大切であり、礼儀でもあるからです。このような機会を設けていただき、多くを学ばせていただいたことを、心より感謝申し上げます。 (世戸口 敬樹)私たちは日本語世代の方々のための活動センター「玉蘭荘」を訪問させていただきました。私たちはそこでプレゼンテーションと交流会を行いました。プレゼンの内容は海のゴミ問題が生物に与える影響です。日頃、大学で学んでいる内容を如何に簡潔に伝えるかに焦点をおきました。交流会では、戦中や戦後の様子について激動の時代を実際に体験された方々からお話を伺うことができました。皆さんのお話からは台湾を襲った変化の大きさや勢いが本よりもはるかに強く伝わってきました。この交流は日本と台湾の歴史や関係性について考え直す良いきっかけとなりました。また、交流の中で玉蘭荘の方々が今でも日本に愛着を持っていらっしゃることが伝わってきました。いつまでも皆さんに好きでいていただける日本であって欲しいと思いました。そして、そんな国を作っていくことが私たち若い世代の責任だと感じました。今回交流の時間を長めに取っていました。しかし、時間は瞬く間に過ぎ去ってしまい、足りなく感じました。それだけ今回の交流の密度が濃かったことの表れだと思います。有意義な時間を過ごさせていただいたことを深く感謝しております。 (折田 清隆)台湾プログラムは、この度「リサーチプログラム」として生まれ変わりました。海外の大学院の研究室にて、研究活動を行うことを中心とするプログラムです。以前の「キャリアプログラム」よりも長い期間を研究室で過ごすため、自分の研究テーマをより深く学ぶことができます。それがこのプログラムの特徴です。研究活動は、国立台湾大学海洋研究所で行われました。私達はそれぞれ別の研究室にて、約3週間の活動を行いました。この研究活動により、研究とはどのようなものなのかを実感できました。また、様々な国の学生や研究者との交流によって、グローバル化する社会で生き抜くためには、語学力はもとより、適応力やバイタリティーなども重要であることを学びました。また、他にも、国立台湾海洋大学や国立海洋科技博物館での研修、台北市日本工商会や日本台湾交流協会台北事務所でのオリエンテーション、玉蘭荘での交流会など様々な活動を行ってきました。このような活動により、様々な知識を深められた上、自分自身や日本を見つめ直すきっかけを得ることができました。台湾のプログラムは多くの方々のご協力によって成り立っていることを強く実感しました。この場を借りてお礼申し上げます。本当にありがとうございました。ここからは、私たち4人が台湾で何を行い、何を学んだのかを、詳細に述べたいと思います。私たちの一ヶ月の挑戦をぜひご覧ください。(折田 清隆)