ブックタイトル海外探検隊＿７

概要

海外探検隊＿７

報告会：東洋冷蔵本社 （2016.11.8）11月8日に東洋冷蔵本社にて、ノルウェーの研修で学んだことについてのご報告と、東洋冷蔵に感謝の気持ちをお伝えするべく、成果報告会をさせていただきました。本プログラムは多くの方のお力添えのもと、実現することができました。大変貴重で実り多い経験を積ませていただいたことを、心より感謝申し上げます。「知る」というインプットの後、「自分達から発信する」というアウトプットまで行って、初めて一つの学びとなります。そして、その経験は、自分達の糧となってゆきます。私たちは、セルマックにて学んだ、上質のサーモンを育てる上での技術や効率化された加工施設、そして、魚への苦痛を和らげる工夫や、将来的にも持続可能な食糧供給を行っていくための試みなど、多くのことに感銘を受けました。同時に、自分達はそれを学んだうえで、それぞれが、今後どのように成長してゆくかについてのビジョンを描きました。そのことについて、東洋冷蔵の川上社長をはじめとする多くの方々にお聴きいただき、フィードバックを頂けたことは、かけがえのない財産となりました。（世戸口 敬樹）帰国後、プログラム実施にご協力頂いた東洋冷蔵本社を訪問し、プログラムの報告を行いました。東洋冷蔵社長、取締役会メンバー、ノルウェーの水産ビジネスをまとめる中堅社員や本学出身の若手社員など多くの皆様に御出席いただき、本学の海洋科学部長も同席のもとプログラムの成果を報告しました。東洋冷蔵本社で、私たちはこのノルウェープログラムの締めくくりとして30分間のプレゼンテーションをさせて頂きました。事前に何度も資料の見直しをし、すり合わせを行っていたため今までで最高のプレゼンテーションとなったと思います。プレゼンテーションの中では、これまでセルマックで行った研修での取り組み、そして自分たちが何を得て何が変わったのかを伝えることに全力を注ぎました。最後のショートスピーチで、私はこのプログラムの総括としてSeeing is believingであったと発表しました。それは、今回自分たちが得た全ては、ただ本やネットを眺めているだけではだめで、実際に自分の目で見てこそ価値があると心から感じたことこそ、この「何でも手に入る」ように見える時代においては最も貴重な財産であると心より再確認できたということです。プレゼンテーションの後は、東洋冷蔵の川上社長や取締役の方々と会食の機会を設けて頂きました。全てが夢のようだったこのプログラムの終わりに寂しさを覚えつつも、これからまた自分の道を歩んでいくと強く決心した一日でした。（田邉 傑作）探検隊バリューチェーンプログラムを日本から支えてくださった東洋冷蔵 川上社長から直接フィードバックをいただきました。35