ブックタイトル海外探検隊_7
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海外探検隊_7
? 指導教員立案型プログラム派遣先 Vietnam Can Tho University指導教員立案型プログラムとは、各教員と研究教育上密接な連携関係にある大学や研究所への研究遂行派遣であり、研究室から選抜された4年生のみを対象としています。派遣先国の指定はなく、派遣先でのプログラム内容は指導教員と派遣先大学・研究所によって決定されます。堀尾 愛 海洋科学部 食品生産科学科4年私は海外派遣キャリア演習で、ベトナムのカントー大学に1ヶ月滞在しました。現地では私の研究室のOGで、現在カントー大学で教員をされている方のもとで、工場や市場の視察を行ったり、学生実験やゼミに参加していました。はじめの2週間程度は現地の食事や文化に慣れず、また食料品等を購入するといった基本的な生活にもベトナム語や英語を使用して会話せねばならず、日本語を使えない不便さをひしひしと感じ、この先の生活に大変不安を感じていました。そんな中、多くの学生や先生に支えられ、現地の文化にも次第に慣れていくことができました。また、自分からも積極的にコミュニケーションをとろうと行動するようになり、徐々に友人ができ、多くの人と会話ができるようになっていったことに大変喜びを感じたのをよく覚えています。その他にもマーケットの視察では魚介類を一切冷却せず販売していることに衝撃を覚え、学生実験でも日本とは違う実験方法をとっていたりと、現地ならではの生活を身を以て体験することができました。日本での生活とは全く違う、現地の人に近い生活を送っていくことで、英語力の向上だけでなく、その土地の文化や人を知っていく良い機会となりました。42派遣先 America Oregon State UniversitySrimi School康 凱 海洋科学部 食品生産科学科4年(海外探検隊5期生 派遣国:シンガポール)私は、オレゴン州立大学のSeafood Laboratoryでアメリカの学生と一緒にすり身の研究プロジェクトに参加し、共同研究を行いました。世界有数のすり身研究者であるPark先生にご指導いただきました。Park先生は、すり身に関する知識や実験技術などを、簡単な英語で面白くわかりやすく教えてくださいました。限られた滞在でしたが、連続16日間の実験を行い、多くの実験結果を得ました。成果をこれから論文にまとめ、オレゴン州立大学SeafoodLabとの共同研究としてアメリカの雑誌に発表予定です。また、6月のアメリカ最大の食品会議IFT2017の発表にも参加できることになりました。出発前は異文化社会での生活や研究に様々な不安を感じましたが、実際に行ってみると、充実した毎日を楽しんで過ごせました。アメリカや韓国の学生と一緒に生活し、友達が沢山できて嬉しかったです。また、研究室の学生達は親切で、いろいろと助けて頂きました。有名な料理を食べたり、海岸に行ったり、パーティに参加したり研究以外の時間も充実したものになりました。私の将来にとって、このプログラムは非常に有意義な経験となりました。このような貴重な機会を与えてくださった岡﨑先生、Park先生、今回の留学をサポートして下さったすべての方々に感謝しています。