ブックタイトル9kiseihoukokusho
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9kiseihoukokusho
38香港での1ヶ月間は、本当にあっという間であった一方、その内容はとても書き尽くすことのできないほど濃いものでした。大使館などへの訪問、Yakultでの研修、SWIMSでの活動、HKUのフードラボ、とそれぞれの場所で異なる発見があったのですが、全ての場所で私が共通して感じたのは、人と人との関係の大切さです。香港Yakultでの研修が始まる前、私は、日本企業であるYakultが香港でも成功している理由について、社内の公用語を広東語にしていることが関係していると考えていました。しかし、社内にある家族のように温かな雰囲気に触れている内に、公用語を現地の言葉にすることは目的ではなく、従業員同士の関係をより良くするための手段なのだと気づきました。さらに、ヤクルトレディをはじめ、このようなコミュニケーションを大切にする方針が、香港や日本だけでなく世界中で、ヤクルトが愛されている理由なのではないかと思いました。堀さん、秋田谷さんをはじめ従業員の皆様には、私たちが学生であるにも関わらず温かく接していただき、今回、香港Yakultで研修を行うことができた自分は本当に幸せ者だと感じています。振り返ると、探検隊では研修先の社会人の方々やSWIMSで研究を行なっている方など、多くの人々にお世話になりました。特にHKUの学生からは日々刺激を受け、その姿を目指して、今後の大学生活を送っていきたいと思いました。このような方々とお会いできたことに感謝し、その関係をいつまでも大切にしていきたいと思います。そして、香港隊のみんな、マユには、4人中3人が一年生である香港隊を引っ張ってもらいました。時には、タイでの経験による判断をしてくれ、その安心感はとても大きなものでした。マユさんがリーダーでなければ、これほど仲良くまとまったチームにはなれなかったと思います。リカコとは、同じ部屋・同じYakultチームということで、いつも一緒に行動していました。リカコの英語力には何度も助けてもらい、また、何事にも真剣に取り組む姿を見て、自分も頑張ろうと思うことができました。リナは、行動力があり、いつも物事を計画的に進めてくれました。リナがいなければ私たちの行動はいつもギリギリになってしまっていたと思います。本当にありがとう。最後になりますが、1年生の間からこのような貴重な経験をさせていただいた小松先生をはじめ、探検隊に協力してくださった皆様、たくさんのサポートをありがとうございました。食品生産科学科 1年松江萌香