ブックタイトル9kiseihoukokusho

概要

9kiseihoukokusho

48今回のプログラムを通して一番身にしみて感じたのは人とのつながりの大切さです。シンガポールで会った人たちは皆さんこれでもかと言うほどに親切にしてくださいました。研修先の方々、ホストファミリーの皆さんなどが、自分の拙い英語で話す内容を一生懸命理解しようと、真剣に目を見て頷きつつ聞いてくださりました。本当に優しくて安心して話すことができました。研修先の方々はシンガポールのことについて移動中や食事中にたくさんお話していただき、日本とは全く違った世界観に触れることができました。日本の常識は世界の非常識とはよく言ったものです。世界の広い世界観に触れることで広い寛容力を持てるようになる必要があると身をもって感じました。また、シンガポールの方々だけではなく、現地に住む日本人の方々にも大変お世話になりました。宮田先生には現地のことをたくさん教えていただき、また、プレゼン準備でたくさんのご指導をいただき勉強になりました。また、学会へのお誘いもいただき、そこで理研の所長さんや海外で働く研究者の方などとたくさんお話ができ、自分の知らない世界のお話をお聞きでき勉強になりました。平大輔さんにはシンガポールやNUSを案内していただきました。またフットサルへのお誘いを受け、そこでまた海外で働くたくさん方々とお話を聞く機会を得ることができました。こうしてどんどん人とのつながりが増えました。そしてお話を聞くことによって自分の知らない世界をたくさん知ることができました。人とのつながりをたくさん持ち、たくさんのお話をきくことがいかに自分のプラスになるかを身にしみて感じました。しかし、周りの方々がなぜこんなにも親切にして下さるのかが疑問に思うほどでした。そこでインターン先の指導してくれた職員の言葉と宮田先生のメールのやりとりを思いだしました。インターン先の職員は『自分も海外でインターンした時にとても親切にしてもらったのでそのお返しだよ』とおっしゃり、宮田先生は『タスキ渡しのようなもので、私も若いころたくさん指導いただいたから』とおっしゃってくださいました。めぐりめぐって今の自分につながっていることを実感しました。逆にこのリレーを途絶えさせてはいけないとも強く思いました。小松先生も以前におっしゃっていた『世の中にはただの物などない。将来必ず返すんだよ』の言葉を胸に、少しでも早く借りを返せるような人材に成長できるように全力で努力しなくてはならないと感じました。このプログラムに参加して普通の大学生の夏休みでは経験できないことをたくさん経験し、本当に勉強になり、また一つ成長できたと思います。本当に周りのご支援のおかげです。海洋政策文化学科 １年Team２リーダー 中村 翼