ブックタイトル9kiseihoukokusho

概要

9kiseihoukokusho

55今年の8月は、私の人生の中で最も密で、最も楽しいひと月でした。マレーシアという地で、様々な人に出会い、その人たちとたくさんの事をすることができました。ヤンマーの社員・インターンの方や、UMSの先生・学生の方々、さらには、街のレストランの店員さんなどとも顔見知りになりました。知り合った方々とは、話しかけ、また、話しかけられて知り合いになります。当たり前のことかもしれませんが、日本にいる時にはそうする事を躊躇ってしまう事もありました。もしかしたら、マレーシアという地は私をオープンにさせるのかもしれません。そんな知り合った人々と過ごす中で、ふとこんな事を思いました。私は日本人であるが、アジア人でもある。極論、地球人である、と。外国の方と深く関わり、その地に深く馴染むと、なんだかそこは今まで自分が思っていた外国とは違うように思えました。その時まではここは外国であると自分の中で何か線を引いていたのですが、それが消え、より近い存在に感じました。だから今では、マレーシアで仕事をして生活をしてという事が想像できます。このように自分の想像のフィールドが広がったことにより、日本人からアジア人へと認識が変わったのだと思います。こう思えたのも、お世話をしてくださった現地で活躍する方々の存在があるからです。人と人との繋がりの大切さを改めて実感しました。人と人との繋がりには、他のものとは代え難いものがあると思います。この繋がりがあれば、自分では出来なかった事が出来るようになりますし、また連鎖的に繋がりが増えていって、さらに世界が広がって行くことと思います。しかし、繋がりが増え、多く関わっていただくということは、たくさんの方々に時間を割いてもらっているという事です。感謝の気持ちを忘れないようにしたいです。先生方をはじめ、皆さんのサポートが無ければ、今の私はいません。本当に感謝しています。ありがとうございました。海洋政策文化学科 １年Team１ 鷺坂育実