TOEICスコアアップのコツ
TOEICとはどんなテストか
前身の東京海洋大学海洋科学部では、2014年4月入学生よりTOEIC® (Test of English for International Communication) 600点が4年次進級要件となりました。TOEIC(トーイック)はビジネスや日常生活で必要とされる実用的な英語力を問うマークシート形式の2技能型英語能力試験です。級に分かれている英検と異なり、TOEICでは全受験者が*同一のテストを受けます。リスニングセクション100問(約45分)とリーディングセクション100問(75分)の計200問を約2時間で解答、テスト結果は合否ではなくスコアで示されます。各セクション495点で合計990点満点、受験者の平均スコアは512点(2013年度)、総受験者数は236.1万人(2013年)でした。
参考文献:『TOEIC®プログラムDATA & ANALYSIS 2013』
(http://www.toeic.or.jp/press/2014/p013.html)
センター試験対策をしてきた高校生にとっては、TOEICのリスニングセクションでは英文が1回しか読まれないテスト形式にまず慣れる必要があるでしょう。またリスニングの試験時間も45~46分とセンター試験より長くなっています。問題用紙はすべて英語で印刷され、指示放送も英語で行われるため、リーディングセクション含め2時間以上休みなく英語と向き合うスタミナが求められます。加えて、「7つあるパート毎の出題形式に慣れておく」、「難しい問題があっても気持ちを切り替えて解答し続ける」、「リーディングセクションでは自分に最適な時間配分を知りそれを実行する」など、受験スキルの有無もスコアに影響します。とはいえ、高校卒業までに身に付けた語彙力・文法知識・聴解力・読解力はTOEICのスコアアップに大いに役立ちます。むしろ、「高校卒業までに学習する文法事項のうちTOEICに必要なのはその3分の1以下」とおっしゃる高校の先生もいるくらいです。
最後に、TOEIC対策においては問題演習とその正解数のみにこだわるだけでなく、最終的に英語が聞ける・読める・話せる・書ける自分になることを意識した学習を心がけましょう。「スコアは副産物」くらいに思いつつ英語そのものとしっかり向き合うと、結果として大幅なスコアアップがついてくることはよくあります。
*テストフォームは複数あり、受験地によってテスト問題が一部異なるようです。
【参考サイト】
公式ホームページ:TOEIC®テストについて
http://www.toeic.or.jp/toeic/about.html
TOEICテストとは
http://www.alc.co.jp/tg/toeic_first/
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